11月初旬にタンクに移された果汁は、そこから1ヶ月ほどかけてゆっくりと発酵していきます。貴腐化することによりエキスが凝縮され、通常よりはるかに高い糖度を有している果汁は、発酵に使用する酵母も通常と異なり、温度管理にも細心の注意が必要となりますが、高い糖度により発酵後も糖分が残ることとなり、それが豊かな甘みに繋がっていきます。
　仕込を経て瓶詰めされた貴腐ワインはゆっくりと熟成されながら発売の時を待ちます。







　特別な甘さと芳醇な香り、貴腐ワインにしかない香味があり、一度口にすると忘れられない余韻が残ります。デザートやチーズ、フォアグラ料理等と楽しみながら特別な時間を過ごす希少なワインとして世界的に人気のあるワインです。
「中富良野貴腐ケルナー」は、貴腐ワインとしての香味はもちろんのこと、ケルナーのフルーツ香やさわやかな酸味も残っています。日本国内では貴腐ワインの製造事例が少なく、他地域とは特徴が異なるこの大変希少な貴腐ワインを是非飲んでいただきたいと思います。